WILD SIDE CLUB - 映画について -

新作・旧作を問わず映画について書いています。長い映画大好き。まれにアートや演劇についても。

デヴィッド・ボウイ展『DAVID BOWIE IS...』

特にファンというわけでもないのですが、ぼんやりとしたなつかしさから、ボウイ展に行ってきました。
 
 
ボウイといえば、自分よりちょっと年上世代のアイドルというイメージ。
70年代後半の少女マンガによく登場してました。独特の襟足の長いヘアスタイル、点々眉毛にキバ。
 

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(オフィシャル・ショップの入り口で撮影)
 
クイーンなんかもそうですが、あの頃は少女マンガと海外のロックスターってかなり関係が深かった気がします。(最近はどうなのでしょうか)
なかでもボウイは、メイクや衣装、中性的な風貌などのせいか、特に親和性が高かったようです。
 

結構混んでます

 
開始二日目の1月9日に行って来ましたが、結構混んでました。
入場14時から16時の回のチケットで、14時10分過ぎくらいに到着すると入場待ちの列ができていて、入場まで50分くらいかかりました。
 
入り口で全員ヘッドフォンを渡され、それをつけて観賞するスタイルでした。ポイントポイントでインタビューや音楽が聞こえるというもの。
展示物はわりと細々したものがたくさんあった印象です。
大きく分けると、衣装類、直筆もの類、写真、動画、といったところですね。映画の抜粋は別室になっていました(ベンチがあります)。
 
気になった点は以下の二点。
1)展示の説明プレートの文字が小さい
2)動画で多くの人が集まるところのスペースが狭い
 
1)は、まあ普通の大きさかもしれないのですが、展示が細々しているし、混んでいるので読める位置に行くまで結構待たなければなりません。私は待つのがめんどくさくてほとんど読みませんでした(普段からあまり読まないほうですが)。
 
2)は、全部ではないですが、わりと大きなモニターなのに、その前のスペースが小さくて人があまり入れないようなところがあったり、溜まっている人で通りにくくなっている所などがありました。スポットに近づけないとヘッドフォンから音が聞こえてこないので、困る時もありましたが、これももう少し空いてくれば問題ないかもしれません。
 

ファッション・アイコンとしてのボウイ

 
衣装の展示はたくさんありました。
山本寛斎さんが衣装を担当したことがあるのはよく知られていますが、その衣装もありました。
衣装って不思議ですね。展示されているのを見るとなんだか「うーん…これ、かっこいいかなあ…」って思ってしまうものが多いです。でもそれをステージでスターが着るとかっこ良くなるんですね。
ボウイの衣装はとにかく「細い!」という印象でした。
 
ボウイは、ミュージシャンとしてだけでなく、衣装やメイクアップなど含めて、ファッション・アイコンとしても成功した男性ミュージシャンの最初の人じゃないかと思います。
その時々でコンセプトを変え、音楽を変え、ファッションを変え、常に一歩先を行くようなアーティストでしたね。
変えていたから、成功もあったし失敗もあったと思います。
 

ライブ映像

 
映像モニターは沢山あって、インタビューやミュージック・ビデオ、ドキュメンタリー、ライブなどが見られます。
MVは懐かしいものがありました(当時はPVといいましたが)。
 
一番よかったのは展示の最後の部屋です。
比較的広いスペースが取ってあって、壁の一面が区画分けされ、そのうちのいくつかに衣装が入っています。ショウウィンドウのような感じです。その壁に大きくライブ映像が写し出されます。ここでは音はヘッドフォンからではなく、直接会場に流れています。
これがなんかよかった…
ライブの臨場感というのではないのですが、音と映像に包まれる感覚がいい感じでした。 ちなみに曲は"Rock'N Roll Suicide"でした。違う曲も流れるのかなあ…
 
ただ、これは時間をおいて上映されるようです。

私がこのスペースに入った時はもうすでに始まっていました。曲が終わったのでもう一度始まるのを少し待っていたのですが、すぐには始まらなかったので、もう疲れていたこともあり、あきらめて帰りました。

この上映の音は、前の展示のスペースにも聞こえてきていたのですが、その時にはこうなっていると知らなかったので、すぐには移動しませんでした。
どのくらいの間隔で上映されているのかわかりませんので、これから行かれる方は、音が聞こえて来たらとりあえず移動してご覧になることをお勧めします。そこから前に戻ることもできますので。
 
なんだかんだで一時間半くらい観てまわりました。
 

グッズショップ

 
グッズショップには、Tシャツ、CD、書籍、文房具、ポスターなどなどよくあるものに加えて、写真も販売されていました。
 
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私は記念グッズ付きのチケットを予約していましたので、引換券で交換しただけで、なにも購入しませんでしたが、写真、殊にコンタクトシートはいいなあと思いました。
 
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記念グッズはトートバッグでした(「変ることもある」と謳われていましたが、予告通りですね)。両面どちらも派手です。
 
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観て来て思ったのは、改めてライブ映像が観たいなあ、ということでした。
 
 

ドキュメンタリー映画DAVID BOWIE IS...』

 
この展覧会は、アジアでは東京だけの開催らしいですね。
遠くて行けないという方には、ドキュメンタリー映画の再上映を観に行くという手もあります。
 

www.fashion-press.net

 

あと、『地球に落ちてきた男』も現在公開されています。

www.bowiechikyu.jp

こちらは明日までの公開のところが多いので、ご注意を。

(観たいけど行けない…)